2017年10月6日号 Vol.311

自殺願望者と向き合う僧侶
「死」を仮想し「生」を見つける
「ディパーチャー」




根本僧侶 (右) とワークショップの参加者
Film still from The Departure, directed by Lana Wilson, 2017. © Drifting Cloud Productions


自殺願望者と向き合う日本の僧侶を追ったラナ・ウィルソン監督のドキュメンタリー「ディパーチャー(The Departure)」が、メトログラフ・シアターで10月13日(金)から始まる(10月7日(土)のみ、アストリアのムービング・イメージでも上映)。87分・日本語/英語字幕での上映。今年のトライベッカ映画祭で紹介され、話題となった作品だ。

主人公の根本一徹氏は、東京のサラリーマン家庭で育った元パンクロッカー。脱サラして僧侶となり、さらなる修行のために岐阜へ。現在は、岐阜県関市にある臨済宗・大禅寺住職を務めるかたわら、日本各地で自殺を考える人々と交流し、「生きること」について問い続けている。
根本氏が行っている自殺願望者とのワークショップ「旅立ち」。「デス・ワークショップ」と呼ばれるもので、「自分の死」を仮想し、「死」に向き合うことで、「生きる意味」を見つけようと試みる。「『死』について考えることは、同時に『生』について学ぶことだ」とウィルソン監督。
「自殺大国」といわれる日本で、献身的に活動を続ける根本氏と、それを支える家族。人々との交流を通して、大切なものは何かを描く。

THE DEPARTURE
■10月13日(金)から
 ※上映時間は日によって異なる
■会場:Metrograph Theater
 7 Ludlow St.
■$15
metrograph.com


■10月7日(土)6:30pm
■会場:Museum of the
 Moving Image
 36-01 35 Ave, Astoria
■$15
www.movingimage.us


★根本 一徹氏 Facebook
IttetuJyoutetsuNemoto


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