2017年08月11日号 Vol.307

チェルシーに新ギャラリー誕生
開廊記念のテーマは「桜」
郷さくらギャラリー


中島千波「春夜三春の瀧櫻」1998年


(左から)NYギャラリーの林ディレクター、中村館長、四家オーナー、戸塚氏


日本で現代日本画を専門に紹介する「郷(さと)さくら美術館」が7月28日、マンハッタンのチェルシー地区ハイラインのそばに「郷さくらギャラリー」をオープン。現在、11人の作家による日本画展を開催中だ。
展示作家は、林潤一、中島千波、佐藤晨、平松礼二、 角島直樹、煖エ浩規、岸本浩希、伊達良、吉田眞理子、名古屋剛志、近藤隼次。日本の国花「桜」をモチーフにした力作揃いだ。林潤一の「瀧桜」、中島千波の「春夜三春の瀧桜」、佐藤晨の「宵桜」は、幅3・5メートルを越える大作。淡い光の中で圧倒的な存在感を放ちながら、満開の春を謳歌する躍動感と、やがて散りゆく運命にある儚さが交錯する。花びらの淡いピンクと背景とのコントラストが美しく、日本人が持つ繊細さが見て取れる秀作だ。

28日に行われたオープニングレセプションには、「郷さくら美術館」ギャラリーオーナーの四家千佳史氏と、同館館長の中村鉄平氏が来米し、オープンを祝った。
四家氏は、「日本には素晴らしい作家、素晴らしい作品がたくさんあります。それらをニューヨークの皆様にも知って頂きたい。日本画を紹介することが我々の使命です」と話す。
絵画展は9月2日まで開催。

▼郷さくら美術館

同館は、2006年10月に福島県郡山市で「郡山館」を、2012年3月には東京都目黒区で「東京館」を開館。
更なる飛躍を目指して、海外でもより多くの人々に現代日本画が楽しめる空間をと7月28日、「郷さくらギャラリー」をオープンさせた。
コレクションは主に、昭和生まれの日本画家の作品が中心。現在、700点を超える収蔵作品の多くが、50号を超える大画面の作品であることも同館のコレクションの特徴。展覧会ごとにテーマを設定した「コレクション展」という形式で一般公開している。

Sato Sakura Gallery New York
■住所:501 W. 20th St.
■開廊時間:水〜土11:00am-6:00pm
 Tel: 212-741-2120 
www.satosakura.jp
■Instagram:@satosakurany



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