2017年04月14日号 Vol.299

マリリン ミンター:プリティ/ダーティー
Marilyn Minter: Pretty/Dirty


Blue Poles, 2007. Private collection, Switzerland


Marilyn Minter in her studio, 2015. Photo by Jason Schmidt


マリリンミンターのペインティング、写真、ビデオは目が醒めるような鮮やかさとその裏に潜む暴力性が印象的だ。彼女は美意識とアメリカンカルチャーにおける女性の身体の関係性を探求するフェミニストアーティスト。女性の瞳や唇をクローズアップした写真はその奥に強い欲望を含み、ファッション業界におけるセックスの商業化に対して批判的な姿勢をみせる。マリリンはアメリカ南部のルイジアナ州に生まれ、フロリダで育った。フロリダで学生だった頃、写真を本格的に勉強し始める。1976年にニューヨークに拠点を移し、シラキュース大学でMFAの学位を取得する。以後70年台後半から80年台前半にかけてはマンハッタンのナイトクラブの写真シリーズを制作。その後はドイツ人のペインターChristof Kohlhoferとコラボレーションした作品を発表。1984年から86年にかけては、Gracie Mansion galleryで展覧会を行うなど精力的に活動してきた。2006年には「ホイットニー・ビエンナーレ」展に選抜され、近年彼女の評価が高まってきている。本展では1969年代の彼女の初期の作品からその軌跡を追う回顧展。(中井澪)

5月7日まで延期
Brooklyn Museum
200 Eastern Parkway, Brooklyn
718-638-5000
水−日 11:00am-6:00pm、火-11:00am-10:00pm
大人$16、学生/シニア$10、19歳以下無料
www.brooklynmuseum.org



HOME